3-B22 机上に投影した空中立体映像による方向指示の精度調査
https://scrapbox.io/files/6752c0b2d7e3611d1981662c.png
3-B22 机上に投影した空中立体映像による方向指示の精度調査
松浦 向日葵(明治大学),福地 健太郎(明治大学)
机上に映像を投影し,机上の実物体の説明や操作指示を行うシステムがこれまでに提案されている.多くの場合,矢印や記号類を投影することで指示を表現するが,小さな人間型キャラクタを表示して説明や指示をすると,利用者との対話感や共在感,楽しさを向上させることができ,博物館展示などに向く.しかし,投影する映像が平面の場合,キャラクタの方向指示精度に課題があった. 本研究では,キャラクタを空中立体映像として投影することにより,方向指示精度の改善を図った. 評価実験の結果,平面映像投影と比較して,方向指示の認識精度が有意に向上することが明らかになった.これにより,指示対象となる実物体が多数あるような環境における,空中立体映像の優位性が示唆された.